骨密度検査とは?
骨に含まれるミネラル、すなわちカルシウムの量を測定する検査です。
骨折の危険性を診断するうえで有効な手法であるとされていて、社会の高齢化に伴い骨粗鬆症患者が増加している現在、欠かすことのできないものとなっています。
骨密度の測定法にはいくつかありますが、当院では最も信頼度の高いDEXA法(二重エネルギーエックス線吸収測定法)を用いた装置により腰椎と大腿骨頚部で検査を行っております。DEXA法とは2種類のエネルギーの放射線を検査部位に当てて、透過したそれぞれの放射線エネルギーの減衰から骨密度(骨塩量)を測定する方法です。
骨粗鬆症とは?
年をとることや閉経を迎えたことに加えて、食事でのカルシウム摂取不足や、運動不足などが原因となって骨のカルシウム量が減少し、骨がスポンジのように粗くなり骨折しやすくなる病気です。
ご紹介頂くにあたり
・測定はベッドに上向きで寝ていただくだけです。測定部位(腰椎もしくは大腿骨)によって異なりますが、5~10分程度で終了します。
・この検査で受けるエックス線の量は非常に少なく、受けたエックス線によって身体に影響があらわれるようなことはありません。ただし妊娠している方、またはその可能性がある方は、胎児への影響を避けるため検査を受けられないことがあります。
・X線検査と同様に金属類は計測・診断の妨げとなります。検査着もご用意していますが、金属類の付いていない服装で来ていただけるとスムーズに検査を受けることが出来ます。またカイロやエレキバン、湿布等も外していただきます。
・検査当日は飲食の制限はありません。
・検査前1週間以内に、バリウム検査(胃透視・注腸等)を受けられると、バリウムの影響から骨密度検査が出来ない場合がありますので、ご注意ください。